上映作品の解説:第2回ニッポン建設映像祭

◆昼の部上映作品
「パレスサイド・ビルディング」
皇居と首都高に挟まれた敷地にすっくと建つ、傑作ビルディング。冒頭には敷地に建っていたあの建築の最後の姿まで……。絶叫と歓喜に満ちた21分間の衝撃!

 


「国立代々木競技場第一体育館」



「蛇の目ミシンビル」



「中銀カプセルタワー」




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◆夜の部上映作品
「スバルビル誕生」「新宿新都心の建設」
争乱前夜に竣工し、新宿駅西口の歴史を見続けてきたビルの産声を聞く「スバルビル誕生」。超高層ビル群を丸裸にし、都市の生まれたての姿を伝える「新宿副都心の建設」。僕らが大好きな新宿が、ここに映っている。

「スバルビル誕生」



「新宿新都心の建設」



「千里山団地建設記録」
日本住宅公団最初期の団地、千里山団地の造成前の風景から建設の様子そして竣工後の暮らしぶりまで紹介。うなるブルドーザー! 疾走する猫車! 「夢の住まい」実現に挑む公団と工事関係者の熱意が、スクリーンからほとばしる。

 

「東京タワー」
身のすくむ高さで平然と作業するトビたち。世界最高の自立式鉄塔を実現したのは、彼らの伝統の技だった。見下ろせば、映画「ALWAYS三丁目の夕日」で描かれた昭和30年代初めの東京の風景が広がる。これが昭和の真実だ。



「東京カテドラル」
技術の追求と空間の美しさが高度に統合された独特のシェル構造。その施工プロセスが余すことなく明かされる。ロープ一本で吊られて曲面壁を仕上げる職人集団の様子は圧巻。オー、ジャパニーズ・ケンセツ・ニンジャ!